12月 15th 2017 · Read More ·

企業概要

フェイスメディカルは、2010年2月に社長である藤岡繁也氏により企業された医療機器販売の会社です。

元々は、カイメックス株式会社(CHIMEX)の国内医療機器販売事業を行う事業部だった様だが、CHIMEX側の事業計画に基づき設立された会社の様です。

両社の沿革を見ると
フェイスメディカル
「会社分轄にて、カイメックス株式会社より国内医療機器販売部門を承継」

CHIMEX
「株式会社エフエムメディカルへ国内医療器具販売事業を売却」

上記記載より、2010年に千代田区にて事業譲渡を受ける為に作られたのが「株式会社エフエムメディカル」であり、同年5月に事業譲渡を受け、本格的な事業をスタートしたと想像できます。
更に同年の10月に社名変更と本店移転を行っており、CHIMEXと完全に分かれ、自社での独自路線を強く印象づける移転となっています。

公式サイトの企業概要に(創業 2004年)とあるのは、CHIMEXでの経験を言っている物と予想できます。
その後、2014年に東京事業部門をフェイスメディカル東京株式会社として分社化している事と関連会社に株式会社メディカルサプライの記載があり、新潟での事業展開も行っており、藤岡社長はずいぶんとやり手と言う印象を受けます。

取扱商品
公式サイトの事業内容と採用情報を見ると
「主にカテーテルなど医療器具の商品管理及び営業活動を行っていただきます。」との記載があります。

主力商品は、カテーテルと呼ばれる医療機器であると想像できます。
因みにカテーテルと言う物について調べて見ると、以下の様な説明があります。

医療用に用いられる中空の柔らかい管のことである。胸腔や腹腔などの体腔、消化管や尿管などの管腔部または血管などに挿入し、体液の排出、薬液や造影剤などの注入点滴に用いる。(出典:ウィキペディア)

現状では、心臓や脳と言った器官の処置に使われており、利点としては、メスによる開腹手術などに比べて小さく切って心臓などの処置が可能であり、体への負担が少なく術後も比較的早期に社会復帰が可能である点が挙げられます。
強み
2010年企業となっているのですが、実態としては2004年から営業活動を行っており、着実に業績を上げていると思われます。
また、主力商品である「カテーテル」に関しては、現在の入院させない医療と言う政府が掲げる指針に合っており、患者としても心臓や脳の手術と言うと大手術と言うイメージがあるが、カテーテルを利用した手術の場合、傷としては、大きくても数センチの傷が数ヶ所だけとなり、抜糸までも数週間で済み、その後の社会復帰も早いとなれば選択の範囲でもあります。
勿論、保険の適応もあり、外科的な処置としては一般化することが予想されます。
専門性もあり、社員をどの様に教育し育てるのかという命題は、どの企業としても想定される問題です(少子高齢化、外国人労働者の問題を含め)。
2016年の決算において売上が55億円であった点、また社会的にも必要とされる商品を取扱っており、今後も成長が見込まれると予想し、転職するのであれば十分に検討される企業と判断致します。
医療系企業

10月 24th 2017 · Read More ·

企業概要
サンユーメディカルは、1972年10月に創業された医療機器関連機器の販売を行う会社です。
当初は、資本金2500万の株式会社サンユー医科として文京区千石に設立されましたが、10年後の1982年に本駒込に移転し、1996年に本社ビルが竣工し現在に至ります。
社名は、2007年に現在の株式会社サンユーメディカルに社名変更を行っており、順調に業績を伸ばしている様です。

取扱商品
公式サイトの事業内容等を見ると、一般的な医療機器の販売は勿論ですが、以下の正規販売店として商品を販売しております。

・クロックスジャパンクロックスは、一般的には独特のデザインとクロスライト素材の軽量、防臭に優れたサンダルが有名です。サンユーメディカルは、医療分野に特価したサンダルの販売を行っている様です。
・チル・ジャパンチルは、独自開発されたチルセルと言う軽くてクッション性の高い素材を使った靴を販売されており、サンユーメディカルは、ナースシューズに特化して販売を行っている様です。
・アイメットネオアイメットネオは、乳幼児用に開発された頭蓋形矯正ヘルメットです。
東京医科歯科大学病院がメインとなり、株式会社大野工業、株式会社浜野エンジニアリング、サンユーメディカルが共同で開発した物の様です。
エコプロジェクト商品としては、消滅型生ごみ処理機「イブクロイン」、消臭、除菌の「ECLAIR」なども取り扱っています。
変わったサービスとしては、病院の開業などを支援するサービスも展開しています。

強み
社歴が長いのがいいのかとなると、医療機器販売を行い45年以上の社歴があると言うのは、信用としては大変素晴らしいことだと思います。また、文京区の本社は自社ビルであり、不動産も所有しており、財務も相当な事をしていない限りにおいては、大丈夫ではないでしょうか?
また、2015年の決算においては、86億、2016年が88億となっています。
業務としても販売だけではなく、病院業務の一部をアウトソーシングして受けるサービスを行っており、医療機関との関係も太い物があります。
2019年度の新卒採用もマイナビにおいて行っており、5名程度の枠がある様ですが、募集業務としては、「医療機器販売営業」「物品管理営業」「営業管理」と3業務ありますが、最低1名となっていると言う事は、魅力のない人ばかりの場合は、5名採用しないと言う事でもあります。狭き門であることは間違いなさそうです。
医療機器関連は安定的と言われていますが、クロックスやチル・ジャパンなどの販売権を取得し、アイメットネオの様な産学事業にも積極的に参加している点、また、営業所も千葉、そして埼玉に開設予定となっており、積極性が感じられます。
心配毎としては、事業を広げるのであればもう少し人員を増やす方向で動いてもいい様な気がしますが、逆に離職率が低いので少ない新卒をしっかりと育てているのかもしれません。
サンユーメディカルは、入社した場合、医療業務のアウトソーシングなどを行っていますので、一般的な医療関連業よりも病院業務を深く知る機会がありそうです。医療系の仕事を行うのであれば、現場での実際の動きなどを知っておいて損はありませんので、転職(新卒しかありませんが)先としては、魅力的な企業と判断致します。

 サンユーメディカル

10月 20th 2017 · Read More ·

企業概要
株式会社 西野医科器械は、1969年10月に創業された医療機器関連機器を販売している会社です。
当初は、個人事業主として行っていた様ですが、1972年10月に有限会社化し、更に、1980年12月に株式会社化しました。
1995年、文京区に本社ビルを構え、静岡、栃木に営業所を開設し現在に至ります。
本社は江戸川区にありますが、住所的には住宅地の為、文京区湯島にある「東京営業所」が実質的な本社機能を持っていると考えられます。

因みに、文京区湯島は、何故か「医療機器販売会社」が多く存在しており、湯島駅から湯島天神に上がってゆく裏通りには、多くの医療機器会社が存在します。
これは、諸説ありますが、江戸時代「小石川養生所」があった事に由来するとも言われております。

取扱商品
公式サイトの事業内容等を見ると、一般的な医療機器の販売は勿論ですが、「オプティマス」と言うブランド名の商品の輸入代理店として販売している様です。
商品としては医療機器なので不正確かもしれませんが、布と添え木の良いところを取った商品の様です。
骨折などをした場合、ギブスや添え木などをして固定をするのですが、この「オプティマス」シリーズは、不織布やグラスファイバー、ポリウレタン樹脂などを使い、布の様に患部に撒きつけたり、固定したりするとその形で固まる性質がある様です。
骨折やねんざなどをすると分かるのですが、石膏のギブスは意外と取扱が面倒ですが、この商品は水に濡らし、形を決め、それが乾燥することにより硬化する様な商品ですので、取扱が楽そうです。

強み
45年以上の社歴を持ち、従業員数60名以上、売上95億(2017年3月期)と素晴らしい数字だと思います。
取扱商品を見る限りにおいては、「外科」系の医療機器に強いと感じるラインナップとなっており、また、オリジナル商品として扱っている「オプティマス」シリーズも整形外科の分野に当たります。

2009年に静岡県三島市に、2015年に栃木県壬生町に、それぞれ営業所を出しています。
販売許可も当初は、高度医療機器等販売業・賃貸業だけでしたが、修理、医療品販売、毒物劇物一般販売、再生医療等製品販売と販売商品を増やす施策も行っております。
これは、2005年に資本金を1000万から3000万に増資していますが、営業所の開設など積極的な営業姿勢の表れだと判断出来ますので、転職先としては、魅力的な企業と判断致します。

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10月 19th 2017 · Read More ·

企業概要
株式会社ハートライフは、1988年7月に創業された医療機器関連機器を販売している会社です。

ハートライフは、循環器内科・心臓血管外科の専門卸売業者として湯澤秀昭氏が創業した会社ですが、2009年11月に社長を退任されています。
これは、2007年6月にグリーンホスピタルサプライ株式会社(現シップヘルスケアホールディングス株式会社)に株式を譲渡する事となり、新社長和光俊雄氏への引継ぎが終了した結果と想像されます。
湯澤氏は、その後、株式会社湯澤オフィスを設立し、コスモス研究所と言う医療関連のコンサルティングや起業等の顧問等を行う会社の所長に就任されています。

取扱商品
取扱商品としては、創業当時からの強みである、循環器内科・心臓血管外科用の心臓弁、人工肺、カテーテル、ペースメーカー、透析関連商品などを専門に扱っています。
その他、「診療材料一括管理システム(SPD)」の開発を行っており、こちらの販売も行っています。

顧客としても病院関連が多く、病院に貼り付いて営業を行う形式なのではないでしょうか?

強み
社歴としては30年弱ですが、やはり2007年に現シップヘルスケアホールディングス社のグループ会社化した事は、大きな転機ではないでしょうか?

ハートライフ単体としては、従業員数43名、売上24億(2016年3月期)となっており、営業所も東京、千葉、埼玉の3か所にて営業を行っています。
単体でも素晴らしい数字ですが、シップヘルスケアホールディングス社となると、資本金155億、従業員数1万人(グループ全体)、売上4084億(2017年3月期)、東証一部上場企業となっており、安定感としては申し分ありません。

2007年以降、埼玉に会った北関東営業所を移転し、2014年に千葉松戸市に松戸出張所を開設しています。
新卒募集も行っており、会社として若返りをしている様です。

実際、社長である和光氏も非常に若い社長であると感じます。
会社としては、色々は分野に進出すると言うよりは、シップヘルスケアホールディングスのグループ会社の一分野に特化した会社になってゆく事が想像できます。
広く、色々な分野での知識経験を得ると言うよりも、医療系のイロハについて知る事と循環器内科・心臓血管外科についての深い知識を得る事が出来ると思いますので、その方面での経験を活かす、又は、その方面に特化したスキルを得るのであれば、とても良い会社と判断致します。

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10月 18th 2017 · Read More ·

企業概要
株式会社佐々木器材は、1960年10月に創業された医療機器関連機器を販売している会社です。

 当初、文京区本郷にて創立された会社でしたが、業績の拡大に伴い社員数、倉庫等を考慮して1980年、1982年それぞれ本社を移転しています。

そして、2002年3月、自社ビルに移転をしています。

 取扱商品
取扱商品としては、画像処理装置(MRI、CT、マンモグラフィー等)、人工透析器、リハビリ・介護用品といった分野になっています。

また、サービスとしては、病院の開設や2代目、3代目への病院継承などのコンサルティング等を提供しています。

 簡単な調べでは、医療機関や介護施設への機器納品及び消耗品(劇薬、試薬等)、修理などがメイン事業かと思われます。

 強み
佐々木器材は、社歴としては60年弱と老舗と言ってもいいと感じます。その長い社歴は、社会的な信用があっての事だと判断出来ます。 売上等に関しては、社員数21名、売上27億(2014年)と少し古い記録ですが、30億前後の売上規模と考えてよいかと思います。

佐々木器材の現在の本社は、板橋にあり、こちらは自社ビルとなっており、また、本郷の自社ビルを賃貸にて貸し出している様です。 公式のサイトを確認しましたが、大きなニュースとしては、2011年の板橋への本社移転、若しくは、画像処理ソフト「ダートフィッシュソフトウェア」の取扱があったのみとなります。

この様な現状から、良くも悪くも安定的な会社であると判断出来ます。求人も新卒ではなく、人員補填的な意味合いが多い様に感じますので、積極性があると言うよりも、現状の安定した売上をどの様に死守するかを先に考えていると思います。

 売上の殆どは、ルート営業からの昔からの売上形態が多く、まだ、新たな分野での新事業までには至っていないのではないでしょうか?

佐々木器材で、今後、求人がある場合ですが、安定を求めるのであれば即応募をしてもよいかと思います。但し、新しい事にチャレンジをしたいと考えているのであれば(医療を経験している場合)ある程度の覚悟は必要かと思います。

佐々木器材において新事業がうまくいかなければ、ルート営業と言う安定的な業務を打診されると思いますので、それを受けるのか受けないのか、判断をするのは、それぞれの個人の意思に委ねられます。

老舗企業と言うのは、非常にアットホームな企業体質がある半面、チャレンジに関しては、どうしても臆病な場合が多く、医療関連の場合でもそれは当てはまるのだと思います。 福利厚生等もしっかりとしているようですので、安定を求める方にはピッタリな職場だと判断致します。

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